初めての大阪旅行。
とにかく”分かりやすく”、関空から乗り換えなしで行ける場所を条件に選んだのが、星野リゾートが手がける「OMO7大阪」。
観光にも移動にも便利な立地で、子連れ旅にもやさしく、他にも気遣いがたくさんありました。
今回は実際に泊まって感じた魅力を紹介します。
どんなホテル？
星野リゾートが手掛けるブランド「OMO」シリーズ。１，３，５，７とあり数字が多くなるほどサービスも充実していて、今回泊ったOMO7大阪は”フルサービス”タイプ。
ホテルのコンセプト「旅のテンションを上げ 街を楽しみ尽くす観光客のためのホテル」の通り、価格帯や、お部屋などビジネスホテルのようなカジュアルさがありつつ、子どもが走り回れる芝生エリアや、無料で体験できるホテルのアクティビティなど、リゾートホテル要素もあって、面白いホテルでした。
近くには、通天閣や新世界など「ザ・大阪」という観光名所、関西国際空港からは電車で乗り換えなしの１本で着けるなど立地も最高です。
スマート化やシステム化をしたいんだろうなというのが感じられる点が沢山ありました。
チェックイン／アウトは端末を使って自分でするシステム。QRコードをピッとするタイプではなく、入力する項目がややこしくて手間取りましたが、スタッフの方が一緒にしてくれました。
一応スタッフの方が居る、有人カウンターもあります。アクティビティの予約をしたり、部屋の掃除をお願いする時に利用しました。
| ホテル名 | OMO７大阪 by 星野リゾート |
| 住所 | 大阪府大阪市浪速区恵美須西3丁目16番30号 |
| 電話番号 | 050-3134－8095 |
| 最寄り駅 | JR：新今宮駅 東出口 南海電鉄：新今宮駅 北出口 大阪メトロ：動物園前駅 6番出口 |
| 駐車場 | 先着順 予約不可 30分 200円／24時間 最大1,000円 乗用車 68台／バイク 5台 ☆EV充電（24時間利用可・要予約） |
| オフィシャルサイト | https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo7osaka/ |
モノトーンでシックな印象を受けるエントランスも中に入ると早速ビリケンさんに出迎えてもらったり、天井に組子細工があったりと雰囲気が素敵。
かと思えば、エスカレーターを昇ったところはもうカラフル！ロッカールームやロビーは色で溢れていました。雰囲気の緩急が凄くてユーモアをビジバシ感じます。
アクセス
ホテルの目の前にある駅は、JR・南海鉄道「新今宮駅」。
大都会の観光地、ちゃんと迷わずたどり着けるのか不安でしたが、電車を降りた瞬間、ホームからホテルが見えました。探す間もなく発見！地図を読むのが苦手な人にもおすすめ◎
▶ 新大阪駅→ホテル
- JR 新大阪駅→大阪駅→ 新今宮駅（乗り換え１回）
- 大阪メトロ 御堂筋線 新大阪駅→ 動物園前駅 から徒歩10分
▶ 伊丹空港→ホテル
- モノレール 大阪空港→蛍池駅、阪急電鉄へ移動 →大阪梅田駅、JRへ移動 →新今宮駅（乗り換え２回）
▶ 関西国際空港→ホテル
- 南海電鉄 関西空港駅→ 新今宮駅
阪堺電車（路面電車）「新今宮駅前」も、ホテルから歩いてだいたい５分くらいの場所にありました。今回の旅行では旅程的に断念しましたが、千利休の生家もあった堺市へ通じている電車。路面電車というだけでも魅力いっぱいでいつかチャレンジしたい。
気遣い設計のお部屋
シングル利用から定員6名のファミリータイプや、ユニバーサル仕様のお部屋、ウェブ限定でペット（犬）と一緒に泊まれるお部屋など、タイプが幅広い！しかも、どのお部屋も気遣いの嬉しい設計ばかり。
- バス・トイレ・洗面台がすべて独立
- 洗い場付きバスルーム
- Wi-Fi完備
- 禁煙
ユニバーサル仕様のお部屋は、車いすでも過ごしやすい間取りを広くとったフローリングのリビングスペースと浴槽、トイレに手すりを完備し段差の少ない移動しやすい空間設計がされているようです。
ドアを開けると入口で靴を脱いで上がるタイプのお部屋でした。
入口側のベッドの横には大きなラゲッジスペースと、そのすぐの上にはたくさん掛けられるハンガーラックがあり連泊でも荷物で部屋の中がごちゃごちゃにならず、快適に過ごすことができました。
脱衣所・トイレが独立
今回、泊ったお部屋は、ツインルーム。大きな窓で明るく、開放的。
浴室・洗面台のある水回りスペースとベッドルームの間にスライド式の扉があり、閉めることで脱衣所が出来て、家族や友人と一緒に宿泊している場合でもプライバシーが保たれる嬉しい作りに感動しました。
トイレと浴室がそれぞれ独立して、別の扉なので、一緒に泊まっている相手に気を遣い過ぎずに自分のペースで動くことが出来るのも、かゆいところに手が届く気遣いの設計を感じます。
ベッド周り
ツインベッドは、ベッドとベッドの間にある隙間には、人がひとり立てるくらいの隙間がありベッドを動かしてくっつけることは出来ない仕様でした。
小さい子供連れで添い寝をする場合は、キングルーム（ダブルベッド）のお部屋が安心して眠れそう。
枕は、固めと柔らかめの２種類。マットレスは沈まない柔らかさで、掛布団は軽く、寝やすいお布団でした。
▶ 読書灯
ベッドのヘッドボードにはコンセントとUSBポートがありました。
読書灯もありましたが、結構高い天井にライトがついているので、手元の広い範囲が明るくなる半面、一緒に泊まる人が寝ている時には、明るすぎてさすがに使えなかったです。
▶ ソファー＆テーブル
ソファーの足元にもUSBポートとコンセントがあります。
硬めのクッションで、でもずっと座っていてもお尻が痛くなりにくく、深めなのも読書をするのにちょうどいい座り心地でした。
洗面スペース
お部屋の奥にある洗面スペースは、シンクと広いカウンターがあり、メイク道具などを余裕で置ける十分な広さがあります。
シンクのすぐ隣にバスルームのドアがあり、ベッドサイドとのスライドドアを閉めると、脱衣所スペースに早変わり。意外と脱衣所ってないから親しい中でもプライバシーが守られるのは嬉しい気遣い。
洗い場付きバスルーム
お風呂は狭かったですが使いやすく、バスタブは深めです◎
身長155㎝の私が足を伸ばしてピッタシくらいの大きさだったので、足を伸ばしてゆっくり湯船に浸かりたい方は、宿泊者限定で利用できる温浴棟「湯屋」の利用が良いかも。
▶ 連泊時の清掃
連泊の場合、タオル交換とゴミ捨てのみでお部屋の掃除は、バスルーム含めて無し。
- バスルームの清掃
- 使用したカップの交換
を希望の方は、ロビー階のフロントでスタッフの方にお願いしてからお出かけすると出掛けている間に交換しておいてもらえます。（バスルームの清掃は朝のうちにお願いしておく）
▶ 眺望
ホテルのイベント・ピカピカナイトのライトパネルが日差しや眺望を遮りそうですが、全部遮るわけではないのと、夜と昼までパネルが開いたり閉じたりするらしく、昼間のお部屋は光がたくさん入り明るくて過ごしやすかったです。
パネルの隙間からあべのハルカスや、電車、お山も見えて気持ちの良い眺めでした。
お部屋の備品
- テレビ
- 消臭スプレー
- 冷蔵庫
- 加湿器、空気清浄機
- ドライヤー
- 電気ポット
- セイフティーボックス
- ハンガー
- 茶器
ペットボトル（ミネラルウォーター）のサービスはありませんでしたが、冷蔵庫内にボトルがあり各階に用意されているウォーターサーバーから水を汲んでくることが出来ます。
アメニティ
OMO７大阪のアメニティは、フロント階に設置してあるアメニティスペースから自分で必要なものを取っていくスタイル。
- 館内着
- かみそり
- ヘアブラシ
- 歯ブラシ
- 綿棒・コットン
紙袋が用意されていてるので、お部屋まで袋に入れて持って行くことが出来ます。
バスアメニティ
浴室内には、シャンプー、コンディショナー、ボディソープがあり、ふかふかのタオルとドライヤーはシンクのすぐ下にありました。
使い終わったらかごの中にタオルを入れておけるので部屋がぐちゃぐちゃにならずにすっきり片付けられて快適◎
スキンケアアメニティ
スキンケアアメニティは創業120年の自然派の和コスメ「ワココ」
- クレンジングウォッシュ
- モイスチャライジングローション
- モイスチュアキープミルク
さっぱりタイプの使い心地だったので、乾燥肌の方は持参がおすすめ。
ハンドソープは泡で出てくるフォームタイプで子どもも楽々。
実は「ワココ」はOMO7大阪ともつながりのあるコスメなので、ぜひ「ほないこか、ツウな新世界さんぽ」に参加してみてほしいです。
ドリップコーヒー
客室アメニティにはドリップコーヒーもあります。
大阪市西成区にあるスタンドを兼ねた焙煎所、スペシャリティコーヒー専門店「SUMMIT OF THE MOUNT10」のナニワブレンドがOMO7大阪のオリジナルパッケージに入っています。
個性があるのに親しみやすい大阪人をイメージして、特徴はあるのに飲みやすいブレンドを作りました。コスタリカ、パプアニューギニア・ブラジルの豆を使用しています。酸味、甘み、香り、ボディがしっかり感じられます。
引用：summit of the moun10 サイトより（深煎りナニワブレンド）
飲みごたえがあり、ホッと落ち着く香り高いコーヒーでした。３泊して、毎日３個ずつお部屋にセットされていて、コーヒー好きにはたまらないサービス。
ナニワブレンド珈琲は、ホテル２階にあるOMOベースで購入することも出来ます。
館内着
OMOベースと同じ場所にあるアメニティスペースに館内着はおいてあります。
館内着のサイズは、SS／S／M／L／LLの５サイズ。子供用も２サイズありました。
カラフルな大阪モチーフはプリントかと思いきや総刺繍でびっくり！しっかり生地なのに柔らかく、かわいいのはもちろん、ガウンのように羽織っていても着心地も良かったです。
施設設備・サービス
- カフェ、ダイニング
- ロッカールーム
チェックイン前／チェックアウト後も無料で利用可 - 温浴施設「湯屋」
- シェアサイクル
- ワークルーム（レンタル会議室）
- 自動販売機
- 製氷機
- ウォーターサーバー
お部屋の冷蔵庫内にあるピッチャーへお水を入れて、お部屋に持ち帰れます。 - 電子レンジ
- コインランドリー
- ホテル⇔USJ 無料バス運行
エレベーター横の部屋に無料で利用できるウォーターサーバー（常温と冷水を変換できお湯も出ます）、電子レンジと製氷機があり、同じ部屋の中に自動販売機もありました。
スマートランドリー
コインランドリールームは、洗剤を使わずアルカリイオン電解水のみで洗い上げる、環境や人にやさしい洗剤レスのスマートランドリー「wash+comfort」が導入されています。
支払いはキャッシュレス決済のみ対応でクレジットカード払い、キャリア決済、スマートフォン決済が利用できました。
メール通知をONに設定しておくと、洗い終わると完了メールで知らせてくれるのもすっごい便利でした◎
みやぐりん
OMO7大阪のプライベートガーデンは子連れ旅行の人にも嬉しさ爆発。旅行中に意外と困るのが子供の走りたい・はしゃぎたい欲のはけぐち。緩急があり有り余った体力を発散するのに最適でした。
段を上がったところにデッキスペースが沢山あるのでくつろぎながら見守ることも出来ます。
グリーンから離れた場所にもくつろぎスペースがあるので、ゆっくり休みたい方の邪魔をしているのではなどの心配もしなくて良いのも嬉しい。
OMOカフェ＆バル
館内でお食事できる場所はロビー階に２つありました。
- OMOカフェ＆バル
7:00 AM～10:00PM
ご当地グルメをベースにしたオリジナルメニューをお手ごろな価格で楽しむ事が出来ます。
- OMOダイニング
モーニングビュッフェ 7:00 AM～10:00 AM
ランチ 12:00AM～2:00PM（定休：火・金曜日）
ディナー 5:30PM～8:00PM（要予約）
大阪の伝統的な食文化をビュッフェ形式で食べることが出来るちょっとリッチなお食事処。
OMOカフェ＆バルで、フライドポテト（500円）と、どて焼きトルティーヤ（800円）を注文。どて焼きトルティーヤの付け合わせに酢の物とフライドポテトが付いてきました。
土手のように盛った味噌で牛すじ肉を煮込む大阪の郷土料理「どて焼き」の最初の一口は濃い味にびっくりしました。量も少ないかなぁと思いましたが食べ応えのある十分な量でした！
他にもメニューにはイカ焼き（700円）、串カツセット（800円）などがありました。
アクティビティ
ホテル周辺を案内してくれるツアーや大阪グルメのふるまいなどのイベントが宿泊者向けに用意されています。
レンジャーツアー
「ほないこか、ツウな新世界さんぽ」に参加してきました。
ホテルのスタッフの方（レンジャー）が、ガイドブックを見て周るだけでは得ることのできない情報を挟みつつ、お店の方との触れ合いを交えながら楽しく案内してくれました。
お酒を飲むはわけでもなく、人混みもに苦手で、行きたいと思いつつ勇気がなかった新世界。無事に通天閣も見ることが出来て大満足。ホテルにちなんだ豆知識もあり、本当に楽しかったです。
PIKA PIKAナイト
夜にみやぐりんでPIKAPIKA（ぴかぴか）ナイトとうアクティビティが催されています。
4月に泊まったのでホテルの外壁にはピンクがメインの桜がテーマの光の演出がされて、大阪の伝統芸「上方落語」のステージも登場。
ミニ箱寿し、上方ビール、ジンジャーハニーティのふるまいも頂きました。
まとめ
初めての大阪旅行でしたが、移動も観光もとてもスムーズで、本当に便利な立地でした。
ホテルの周りには、南海電鉄、JR、大阪メトロなど、徒歩5分以内に4つの路線が集まっていて、アクセス抜群◎
関西国際空港からは「新今宮駅」まで乗り換えなしで到着できて、梅田や大阪城、海遊館、道頓堀へも電車1本で行けるのも魅力的。
行くまで知りませんでしたが、治安が少し心配な地域だったようでしたが、実際は怖い思いをすることもなく、夜に叫んでいたり、騒ぐ声が聞こえる事もなく安心して過ごせました。
６歳までなら、定員と同人数まで添い寝ができるのも子連れには嬉しいポイント。ホテル主催のアクティビティや宿泊者向けサービスも充実していて、コスパの良さも感じます。
お部屋は明るく清潔で快適。気になったのは、ロールカーテンの隙間から漏れる光と空気清浄機の音くらいで、それ以外はゆっくり休むことができました。
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