1300年湧き続ける長野の名湯・浅間温泉で”旅館のくつろぎとホテルの身軽さ”を備えたOnsen hotel omotoへ泊ってきたので、その時の様子をまとめました。
どんなホテル?

松本城から車で10分で行ける温泉地”浅間温泉”にあるホテルで、大正8年に創業して100年以上続いた老舗ホテルを、令和2年にリニューアル。
「旅館のようなくつろぎと、ホテルのような身軽さ」がコンセプトになっていて、周りの旅館に比べてリーズナブルなお値段で泊まることができました。
| ホテル名 | onsen hotel OMOTO(温泉ホテルおもと) |
| 住所 | 長野県松本市浅間温泉3丁目13‐10 |
| 電話番号 | 0263‐46‐2385 |
| 駐車場 | 有り(無料) ホテルから徒歩1分 15台 |
| 最寄り駅 | JR:松本駅 ※事前連絡で駅-ホテルの無料送迎バスあり |
| オフィシャルサイト | https://www.omoto.co.jp/ |
玄関前にある小さな橋を渡って、ホテルに入ります。(雰囲気がありわくわく感増大)
チェックインをするとフロント以外ではホテルスタッフの方と滅多に会わず、のんびり過ごせて程よい距離感。
人の気配があまりないのに、ホテルの中は明るく清潔なので人と会わなくても怖い感じは全くありませんでした。
お部屋の様子
お部屋の畳は新しく、しつらえも和モダンで素敵。
私たちが泊まったのは、山里館和室10畳(509号室)のお部屋は、大人ふたり、子供ひとりの3人、お布団3枚敷いてもで十分な広さがありました。

また、”眺望なし”のお部屋で障子を開けると目の前には民家とお山、目線をずらすと年期の入った建物の裏側が丸見えで、そっと障子を閉じておきました。
アレルギー対応
チェックインの時に食物アレルギーがあることと空気清浄機を貸してほしい旨を伝えると、お茶菓子も交換してくださり、空気清浄機もお部屋にセットして電源まで入れてくれていました。

【アレルギー対応のお菓子です】と一言メモと、別皿に乗せてあり配慮がうれしい。
お茶菓子は、ナッツの入った飴とおぶせ牛乳キャラメルでした。
設備・アメニティ

チェックインしてお部屋に着いた時には、すでにお布団が敷かれていました。敷布団が2枚重ねになっているので「お布団は薄くて苦手…」という方もゆっくり眠れそうです◎
▶ おふろセット
タオルセットは手ぬぐいの他にバスタオルもあり、半纏(はんてん)・帯と一緒に押し入れの中に置いてありました。
お風呂バッグはないので大浴場を利用する方はバッグを持ってくると便利です。
▶ のみもの
お部屋にお茶や珈琲の用意はなく、人数分のお水のペットボトルがありました。ポットのお湯はお部屋の洗面口でお水を入れて沸かして使います。
粉末タイプのお茶が1階・フロント脇、エレベーター前にあるアメニティエリアで自由に取ってくることが出来ます。
▶ バス・トイレ付
旅館スタイルでお部屋
連泊のとき

▶ アメニティはフルセット交換
- タオルセット
- 湯呑み/グラス
- 歯ブラシ、手ぬぐいなどアメニティセット
バスタオル、大人用(タオル、歯ブラシ)と子供用(ハンカチ、歯ブラシ、スリッパ)のアメニティも袋に入ったフルセットで新しいものが、バスケットの中に入ってお部屋に入ってすぐの場所においてありました。
浴衣も、もちろん新しいものをアメニティエリアから持っていけます。しかし、帯と半纏(はんてん)の交換/予備は無いので、回収されないように別にしておくように注意。
お水のペットボルも人数分、新しいものと交換された湯呑みやグラスと一緒に置かれていました。
▶ ゴミ回収はあり◎
お部屋の清掃はしていないですが、洗面所(パウダールーム)と、お部屋にひとつずつ(計2つ)あるゴミ箱の中身と朝食のお弁当のごみは回収してくれてあり、フルセットで綺麗にしてくれていました。
絶景のお風呂
日帰り風呂はやっておらず、宿泊者限定のお風呂。
高台にあるホテルの最上階にある大浴場。一面ガラス張りの大きい窓からは、贅沢な大パノラマが広がっていました。
モコっモコっと松本盆地を囲むように北アルプスが連なっていて、スケールが大きい。
【泉質】弱アルカリ性単純泉(無色透明)
【効能】神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・痔疾・ 慢性消化器病・冷え性・病後回復期・疲労回復・健康増進
参照:onsen hotel OMOTO公式サイト
大浴場にはボディソープ、シャンプー、トリートメント、洗顔の提供はされていましたが、基礎化粧品はなかったので自分のものを持っていく必要があります。
脱衣スペースは広く、扇風機、ドライヤー、給水機もありました。
▶ 露天風呂
大浴場は7階と8階で、露天風呂があるのは8階。
長野県内で採れる火山活動で作られた鉄平石(てっぺいせき)という石で作られたお風呂。ゴツゴツしていますがつるつるした肌触りなので痛くなかったです。
なにより露天風呂に入ったとき、目に飛び込んでくる緑が多くて目も体も癒されました。
▶ 時間をずらすと、2度楽しめるお風呂
夜の9時半ごろに男湯と女湯を入れ替えるので、夕方に温泉を楽しんだ後、翌朝に前日とは別の大浴場を楽しむことが出来ました。
日替わり朝ごはん弁当
コロナの感染予防でお部屋の外に毎朝お食事が届けられました。置き方もとても丁寧に扱われているのが伝わってきてうれしかったです。

地元の食材にこだわった手作り弁当の朝ごはんは、チェックイン時に日数分のお弁当(主食と飲みもの)をオーダーします。
- 主食
おにぎりまたは、サンドウィッチ - のみもの
コーヒー、ほうじ茶、リンゴジュース
1日目はサンドウィッチ、2日目はおにぎりなど、別々のお弁当をオーダーできました。具とおかずも毎日違うもので連泊にもうれしいお食事でした。
1日目


2日目


手作り弁当なのでお部屋に届くときにも温かく、お味噌汁は丁度いい温度で朝からジワーっと温まり癒される。
お弁当の量は見た目よりもぎっしり詰まっていて食べごたえ充分。女性には丁度いいか、満腹になるボリュームです。
長野県の名産品に”くるみ味噌”があり、ご飯屋さんに行った時にも付け合わせで入っていることが多くありました。アレルギーの方はお食事をお願いするときには念のため、確認しておくと安心◎

チェックアウトをした2日目のお弁当は、食べずに持ってホテルを出発。次の目的地に行く途中のサービスエリアでいただきました。
貸出サービス
▶ 無料貸し出し
- ワインオープナー
- アイスペール(氷は有料)
- 延長コード
- 携帯充電器
- 加湿器/空気清浄機
- 体温計/常備薬
- 割りばし/フォーク/スプーン
- ベビー布団/ベビーラック
▶ 有料貸し出し
- 色浴衣
アクセス
- 車
長野自動車道【松本IC】から約20分
松本市内は細い道や坂が多かったですが、浅間温泉までは比較的、運転しやすい道路でした。
難関はホテル前の道だけ。松本電気鉄道「浅間温泉駅」跡地が公園になっている坂を上ってすぐの場所にホテルがあるのですが、ギリギリすれ違えるくらいの道幅+急な坂道になので結構ドキドキしました。
- 駐車場(無料)
ホテルから徒歩1分。ホテル前に横づけをすることができるスペースあります。
- バス
アルピコ交通「松本駅・お城口」よりバスで約20分
松本駅からホテルまでバスで行く場合は、松本バスターミナル1番のりば【浅間線】を利用します。

アルピコグループのウェブサイトからバスの時刻表を確認することが出来ます。
▶ ホテルの無料送迎バス
松本駅からホテルへ直行でいくのであれば、事前予約の無料送迎バスを利用することができます。

【onsen hotel OMOTO 連絡先】0263‐46‐2385
- 松本駅→ホテル
17:30/18:30/19:30/20:30 - ホテル→松本駅
8:30/9:30
17:00/18:00/19:00/20:00
まとめ
温泉良し、朝ごはん良し、お部屋良し◎
古さはありますが清潔感があってエレベーター横や床の間のモダンなしつらいも和モダンでとても素敵。周りの浅間温泉宿に比べたらリーズナブルな値段でカジュアルに浅間温泉を楽しむことができました。
3人で泊まるには10畳のお部屋は広さも十分で満足。なにより洗面が2口だったのは女子旅には嬉しい構造でした。
眺望のないお部屋ではあったものの、障子を開けるとホテルの裏側が見えてちょっと夢が冷めますが、山がとっても近くて緑一面なのは嬉しい。覗かなければ大丈夫◎
眺め重視の方には向かないお部屋ですが、温泉目的であれば気にならない範囲です。
安曇野の方へは車がないと観光しづらい場所ですが、松本駅の近くには松本城があり、そこまでの道のりも街歩きできるつくりになっていました。




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