2025年9月初旬に行ってきた、アフリカ・サファリ旅行 in ボツワナ。
滞在したオカバンゴデルタでは、日中は25℃前後まで上がる一方、朝晩は3℃ほどまで冷え込み、数字だけ見ても、実際にどのような服装が適しているのかは想像しづらく困りました。
この記事では服装選びのポイントを中心に、「役に立った」アイテム、逆に厳選しすぎて「持って行かずに後悔した」アイテムなどリアルな体験をまとめました。
持ち物リストを眺めるだけではわからない、温度差への対応、砂ぼこり・虫対策の備えも紹介しています。
アフリカ旅行準備で不安を少しでも減らし、サファリ体験がより充実したものになりますように!
服装選びのポイント
ボツワナの季節は11月~3月の夏(雨季)と4月~10月の冬(乾季)の2季。
夏(雨季)はだいたい20℃ちょい下~35℃程度、冬(乾季)は3℃~25℃程度で、オカバンゴデルタのサファリ旅行おすすめシーズンは5月~9月の冬だそうです。
私がオカバンゴデルタへ行ったのは9月初旬で冬の終わりごろ。
植物や緑が多いながらも干上がった場所も多く、ガイドの人が「そろそろ雨降るよー」って言っていました。
インナーダウン
アフリカの3℃は体感どのくらいなのだろう…春くらい?と迷いつつインナーダウンを持って出発。
実際、朝と日没後はしっかり寒く、ボツワナで体験した3℃は「春」ではなくちゃんと「冬」でした。
アウトドアジャケットの下に、長そでのインナーダウンと薄手の七分袖を着込んでちょうどいい具合。
ホッカイロを持っていこうとも考えましたが、それはなくて大丈夫でした。
とは言いつつもゲームドライブをしていると、風が当たる顔や手などは寒い…分厚いブランケットを貸し出してもらい快適に過ごすことが出来ましたが、なかったら凍えていたと思う。
アウトドアジャケット
陽が昇ると気温もどんどん高くなるので、ダウンを脱ぎ、アウトドアジャケットのジッパーを下すなど、午前のアクティビティ(ゲームドライブ)が終わりホテルへ昼食に戻るころにはすっかり夏の気温。
温度調節しやすい服装がサファリ体験を快適に過ごす肝だと感じました。
日中のしっかり暑い温度にアウトドアジャケットも脱ぎたくなりますが、細い道を通った時に枝が腕に当たるときもあるので通気性のあるものを選んでちゃんと羽織っておくのがおすすめ。
(私は蚊も怖かったので、首から上以外は肌を極力出さないように過ごしていました)
アウトドアパンツ
ボトムスは「登山タイツ+ハーフパンツ」と「夏用のアウトドアパンツ」で迷いましたが、派手な色は避けられるとしても、黒もアースカラーとは言えないかな…ということで、アウトドアパンツを採用。
気温が高い中のゲームドライブはずっと座りっぱなしでおしりの汗が気になる。
ちょっと気が気じゃなかったのですが、夏用にしたのが大正解◎
汗で色が変わっていることも無く、恥ずかしい思いをせずに済みました。
機能性重視でジャケット:THE NORTH FACE(楽天市場で型落ちを半額でゲット)/ズボン:TIGORA(スポーツデポ)/ハイカットシューズ:NIKE(撥水加工あり・マノアレザー)
ハイカットシューズ
靴は山登りするわけでもないのでスニーカー。でも一応アウトドアに寄せて、撥水加工がされている且つ履き慣れて足に馴染んでいる厚手のハイカットシューズにしました。
宿泊したホテルは公園内のキャンプで足場は舗装されておらず、砂地を歩くので、ハイカットにしておいて大正解◎
サングラス
日差しがあるのはもちろん、砂ぼこりがすごかったので目を守る意味でもサングラスは必需品。
逆に迷いながらも持っていかなかったのはサファリハット。
雪国育ちとしては凍える寒さのほとんどは隙間から入る風が原因だと体験から学んでいるので、ゲームドライブ中も首元から風が入らないように、口元までジッパーが占められるジャケットを用意。
それが功を奏して風でジャケットの帽子が脱げる事もなかったので特に「なくて困った…」という感じにはならず、ガイドの方含め、他の観光客の方もかぶっている人をほとんど見かけませんでした。
あと、サファリ体験の必需品のひとつにあげられる、双眼鏡。覗いても良くわからなかったので、私はほとんど使いませんでした。
持って行った双眼鏡の性能が悪かったのかと思いましたが、ガイドの方に貸してもらった双眼鏡でも同じだったので、単純に相性でしょか…
唯一持って行って良かった!と思ったのは、オカバンゴデルタ真横に立つ部屋からカバを探した時。
はっきりとは見えるわけではなく、何となくちょこんと見える程度でしたが興奮しました。
基本の持ちもの
貴重品はもちろんのこと、サファリ旅行を手配してくれたエージェントさんから配られた持ち物リストをもとに、滞在ホテルのサイトで様子やアメニティなどをチェックしつつ取捨選択をして持っていきました。
着がえ
- 下着
- カットソー
- 靴下
- パジャマ
移動日以外は一日中サファリドライブをしていたので、アウトドアウェア+アウトドアズボンが基本スタイル。その下に着る着替えを日数に合わせて用意しました。
着替えはヨレヨレになっているものを持って行き、現地で捨てて帰ってきました。
環境に良い悪いなども頭にはよぎりましたが、でもやっぱり、捨てれるものを持っていき処分してきました。
おかげで少ないながらも買ったお土産を入れるスペースもでき、処分して減らした量は大した量ではないけれど、バックパックでの旅行ではやっぱり少しの差が大きい。
パジャマは「非常事態の時に逃げ出せるように、一応」という事だったので、もしもの時に人前に出られる程度のヨレヨレ加減で、羽織るタイプの長袖+長ズボン。
靴下は、人前で靴を脱ぐ機会はないだろうと思い、穴が空く寸前のモノ。
カットソーは少し厚手の物にしましたが、日中が30℃まではいかなくても25℃くらいまで上がり暑くて汗をかいたので、薄手のカットソーと1枚ずつ入れておけばよかったなぁと思いました。
日用品
- コンタクトレンズ(ワンデータイプ)
- 歯みがきセット
- 基礎化粧品
- アイブローペンシル
- 日焼け止め
- 虫よけ
- 充電器
- モバイルバッテリー
- アクションカメラ
- ラゲージスケール(計測器)
今回の旅は「快適さ」を重視したのでオールインクルーシブのホテルに滞在。
水洗トイレやシャワーもついてるお部屋を利用しました。
サービスがある程度ついてるホテルなので、事前にウェブサイトで置いてあるアメニティを調べて、石けん類とタオルは持たず、ランドリーサービスもあったので、洗濯干し類もなし。
液体の荷物を減らしたいのと、衛生面を考えてコンタクトレンズはワンデータイプ、基礎化粧品は1回分ずつのパウチタイプにしました。
オカバンゴデルタ(湿地帯)だからと油断していましたが、けっこう乾燥していたのでボディクリームもあった方が良さそう。お部屋のアメニティとして用意してあり助かりました。
ドライヤーを利用するわけでもなかったので変圧器は用意せず、充電器とモバイルバッテリーで挑みました。結果、コンセントの横にはUSBソケットもあり嬉しい驚き。
ただ、太陽光発電なので電圧が高いもの、消費電力が大きいものの利用は避けるのが無難。
お部屋の洗面台スペースにもちゃんと「ドライヤーは使わないで」という表記がありました。
おすすめアイテム
旅行エージェントから送られてきた持ち物リストに「虫よけクリーム」があり、確かにスプレーは飛行機持っていけないと思い検索をしてみたら出て来たのがこちら。
虫よけアロマ入り日焼け止めクリーム
子供用の日焼け止めクリームとしてメジャーなのか、楽天市場でも何種類か販売されていました。
私は、アフリカと言ったらシアバターかなと思い「ママバター」を購入。
ゼラニウムやレモングラスなど自然派の「ザ・虫よけ!」の香りがずっと顔の上でするので最初は違和感がありますが、すぐに慣れます。
そして無事、虫に刺されることなくサファリドライブを満喫できました。
スリッパ
部屋にもどり靴を脱いでリラックスしたい…国内旅行だったら絶対持っていくのに、荷物を減らし過ぎて後悔したのが「スリッパ」。
客室テント内は基本土足なので、ビジネスホテルでもらえるようなペラペラなものでも持っていけばよかった!
ちなみにビーチサンダルは、ホテルのシャワーが屋内だったので要りませんでした。
鼻クリーム
ゲームドライブ中に砂ぼこりを浴び続けるからなのか、鼻の中が傷付くようでゴワゴワ感が凄い。
ボディクリームを鼻の周りに塗ってみたりしましたがやっぱり効果はなく、粘膜を保護するような内側に塗れるクリームが欲しい!と滞在中ずっと思っていました。
偏光サングラス
あとは、午後のゲームドライブを予定している方は、偏光サングラスがおすすめ。
ノーマルタイプのサングラスを持っていったので、陽が陰ってきた時にサングラスを取ると砂ぼこりが凄くてほとんど目を開けられず、サングラスを付けるとほとんど真っ暗で見えずで、ちょっと大変でした。
現金とチップの準備
オールインクルーシブホテルを利用したので、現地でお金を場面はチップのみ。
- 荷物を運んでくれるポーターさん
- アクティビティをしてくれるガイドさん
- お部屋を綺麗にしてくれるハウスキーパーさん
- ホテルスタッフの方たち(チップボックス)
チップになじみの無い私は、旅行エージェントさんが用意してくれたチップの金額表を元に、日数から必要になる金額を計算して、準備をしました。
滞在2泊3日で20,000円くらい
空港ではクレジットカードが使えるので、チップ以外で現金を使う場面はありませんでした。
まとめ
アフリカで体験した「3℃」の体感はしっかり「冬」。
インナーダウン+アウトドアジャケット+カットソーの冬装備でちょうどよく、日中は25℃くらいまで上がるので簡単に脱ぎ着できる服装が本当に大事。あと、サングラス。
持ちものも、シンガポール航空の機内持ち込みが7㎏までだったので、荷物もとにかく厳選。
アウトドアアクティビティなのでおしゃれする必要はないかなと思いつつ、客層も考えて、一応アイブローペンシルを持っていきナチュラルメイクはしていました。
やっぱりサファリを周遊しているマダムとムッシュ、マダムはネイルもバッチリでおしゃれ。すっぴんにしなくて良かったと思いました。
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