上・中・下越、海側にも山側にも温泉が点在する、温泉県・新潟。
ドライブルートに疲れが取れるスポットを組み込みたい。そんな時は手軽にリフレッシュできる温泉の「足湯」がおすすめ。
この記事では、新潟県内の足湯をエリア別に一覧でまとめ、温泉の特徴も合わせて紹介しています。
足湯の良いところ

1.気軽さ
足湯のいちばんの魅力は、ドライブの合間に「入るぞ」と気合を入れず、「10分、15分だけ立ち寄ろう」と思える気軽さ。
服を脱いだり体を拭いたりする必要がなく、靴を脱いで座ればすぐにお湯に浸かれます。
2.ちょうど良い、癒し感
ゆっくり浸かる温泉も魅力的ですが、意外と体力を使い眠くなるのが悩み。その点、体力の消耗が少なく、逆に元気が出るのは足湯ならでは。
足湯でリフレッシュした後は、体も気分も軽くなったような気になり元気になります。長い運転の合間に疲れを癒すのにちょうどいい◎
下越エリア
月岡温泉
源泉は51度でかなり熱め。泉質は弱アルカリ性低張性温泉。
天然のエメラルドグリーンが特徴的で、つるつるお肌になることから通称は「美人の湯」。
▶ あしゆ湯足美
- 8:00〜21:00
- 新潟県新発田市月岡温泉552−22
- 月岡温泉旅館組合ウェブサイト
弥彦湯神社温泉

平成19年(2007年)から給湯が始まった新しい温泉。弥彦公園内にある「湯神社」で発見された温泉でもともとは治療場や薬湯として用いられていたそうです。
各温泉施設で現在”弥彦湯神社温泉かけ流し”に用いられているのは、公園入口参道付近の掘削場から引かれている温泉。泉温は47.9度、泉質はお肌つるつるアルカリ性単純温泉です。
▶ 弥彦おもてなし広場・足湯
- 9:30〜16:30
- 新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦 1121
▶ 弥彦駅前広場 湯のわ
- 9:30〜16:30
- 新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦 1043−25
- 冬季休業あり
岩室温泉

お尻や足の裏が黒くなることで有名な岩室温泉。温泉に含まれている硫黄と鉄が結合して黒い粒子になるそうです。
泉温52.2度、泉質は含硫黄・ナトリウム・カルシウム塩化物温泉。
▶ 黒湯足湯
- 9:00~18:30
- 新潟県新潟市西蒲区岩室温泉 96−1
岩室観光施設いわむろや - 第1・3水曜日定休
(祝日の場合は翌日) - 岩室温泉観光協会ウェブサイト
五頭温泉郷

五頭山の山懐(やまふところ)にある出湯、今板、村杉の3つの天然のラジウム温泉。開湯千二百年の新潟最古の温泉地。
足湯のある村杉温泉の泉質はラドンを多く含む単純放射能温泉(ラジウム温泉 弱アルカリ性 低張性 低温泉)、泉温は26℃と低め。
▶ 薬師の湯(協力金100円)
- 10:00~18:00
- 新潟県阿賀野市村杉 3946-6
- 木曜日定休(祝日の場合は営業)
- 薬師の湯ウェブサイト
瀬波温泉
明治時代の日本海で石油掘削中に見つかった温泉で、足湯につかりながら日本海を見ながら楽しめる足湯もあります。
泉質はナトリウム塩化物泉、泉温は95℃で激アツ。
▶ 足湯 日本海
- 6:00~22:00
- 新潟県村上市瀬波温泉 2丁目10-24
大観荘せなみの湯 海側 海岸遊歩道沿い
▶ 晶子の愛し湯
- 10:00~23:00
- 新潟県村上市瀬波温泉2丁目9-27
大江戸温泉物語Premium 汐美荘 玄関前
▶ コンコンちゃん足湯
- 24時間
- 新潟県村上市瀬波温泉2丁目5−22
あったか広場
▶ 瀬波の湯しおさい
- 9:00~20:00
- 新潟県村上市瀬波温泉2丁目4-15
厚生連瀬波病院前
中越・長岡エリア
はなみずき温泉
越後東山温泉のひとつで天然自噴。温泉は33℃、泉質は単純温泉(中性低張性低温泉)。
▶ 足湯〇い
- 10:00~20:00
- 新潟県長岡市上岩井6965
- 冬季休業
11月下旬~3月下旬 - 旬食・ゆ処宿 喜芳ウェブサイト
長崎温泉

硫黄の独特な匂いもなく、湯ざわりもサラサラ。
泉質は単純硫黄冷鉱泉(低張性 弱アルカリ性 冷鉱泉)で、泉温は20.8℃です。
▶ 足湯テラス
- 10:00~18:00
- 新潟県燕市国上5866
道の駅 SORAIRO国上 - 道の駅国上ウェブサイト
麻生田観音堂温泉

泉温45.5℃、泉質はナトリウム・カルシウム・塩化物泉。
女性ホルモン「エストロゲン」の働きを促す作用もあるのだそう。内側からお肌プルプル。
▶ 天然足湯 ふっとばす
- 9:30~22:00
- 新潟県長岡市麻生田町南谷南谷2063
- ASOUDA HOT SPA RESORTウェブサイト
越後栃尾温泉
旧栃尾市が平成17年に掘削して見つけた、ナトリウム‐塩化物強塩温泉。
▶ おいらこの湯
- 12:00~17:00
- 新潟県長岡市赤谷179番地2
- 冬季休業
11月下旬~4月下旬 - 長岡市ウェブサイト
中越・魚沼エリア
越後湯沢温泉
スキー場がたくさんあり、ウィンタースポーツで有名な越後湯沢。
3つの異なる泉質をもつ温泉で、冬季休業になる足湯もあるので、グリーンシーズンにしか楽しめない場所があるっているのがそそられる。
▶ 越後湯沢駅西口の足湯
- 24時間
- JR越後湯沢駅西口駅前広場内
▶ 旅籠の足湯
- 9:00~18:00/不定休
- 新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢2455
HATAGO井仙前
▶ 足休め かんなっくり
- 9:00~21:00
- 新潟県南魚沼郡湯沢町大字湯沢354-9
- 冬季休業あり
積雪期間/だいたい12月初旬~4月初旬
▶ 湯沢中央公園足湯
- 6:00~20:00
- 新潟県南魚沼郡湯沢町土樽151-1
湯沢中央公園 レジャープールオーロラ前 - ウェインターシーズン休業
▶ みつまたの湯
- 9:00~17:00
12月~4月は10:00~18:00 - 新潟県南魚沼郡湯沢町三俣1000
道の駅みつまた - 火曜日定休
▶ からかさ亭 美白の足湯
- 9:00~16:00
- 新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢2448
- 冬季休業あり
12月初旬~4月初旬
六日町温泉郷
古くから湯治場として親しまれてきた温泉地。泉質はお肌に優しいナトリウム‐塩化物温泉(低張性 弱アルカリ性高温泉)、泉温は51~53℃。
▶ お六上の湯
- 10:00~18:00
- 新潟県南魚沼市六日町2187
中央商店街第2駐車場内 - 11月~4月
天候により休業の場合あり
▶ お六の湯
- 24時間
- 新潟県南魚沼市六日町1799-4
こうりんぼうの館となり - 新潟県庁 ウェブサイト
越後浦佐温泉

空気に触れると赤褐色になる濁り湯が特徴。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫黄塩温泉(中性低張性高温泉)で、泉温は43.7℃です。
▶ 孫助の湯
- 8:00~22:00
- 新潟県南魚沼市浦218-1
旅館てじまや 駐車場内
湯之谷温泉郷
開湯千三百年の歴史を持つ大湯温泉、ラジウム泉である板尾又温泉、駒の湯、折立(おりたて)、芋川、葎沢(むぐらざわ)、薬師からなる温泉郷。
足湯があるのは芋川温泉のみ。泉質は単純泉、泉温は40~42℃です。
▶ 芋川温泉 おとぎの湯
- 新潟県魚沼市湯之谷芋川912
湯之谷けんぽセンター脇
原町温泉
キャンプもできる清津川フレッシュパークに隣接している「ゆくら我妻」から温泉を引いてる足湯。
▶ 川っぺりの足湯
- 9:00~17:00
- 新潟県十日町市芋川乙3285-1
清津川フレッシュパーク内
松之山温泉
泉質はナトリウム・カルシム-塩化物泉(高張性 弱アルカリ性 高温泉)で、成分が温泉基準の15倍。湯治場として草津、有馬と並ぶ日本三大薬湯のひとつ。
▶ 湯守処「地炉」
千手温泉
2025年にスタートした新しい足湯施設。泉質は、お肌に優しいナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(弱アルカリ性 低張性 高温泉)で、泉温は58.2℃。
千年の湯ではペットボトルやポリ容器を持っていくと源泉を分けてもらうことができるそうです。
▶ 千年の湯
- 12/20~2月末 10:00~21:00
(3月以降 ~22:00) - 新潟県十日町市水口沢121-7
千年の湯
上越エリア
妙高高原温泉郷
妙高山の麓に広がる、赤倉、新赤倉、池の平、妙高、杉野沢、関、燕の7つの温泉がある。
足湯のある赤倉温泉は、江戸時代に高田藩主榊原政令が開湯し、多くの文人や名士が愛した温泉地。泉質は傷を癒す、カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉。
▶ 赤倉温泉 足湯公園
- 9:00~17:00
月・水・金曜日 16:00まで - 新潟県妙高市赤倉570−6
- 冬季休業あり
11月下旬~4月下旬
▶ 花の公苑(熊の寝ころび湯)
- 新潟県妙高市赤倉585
- 冬季休業あり
11月下旬~4月下旬
注意点&マナー

1.タオルは持参 足湯ではタオルが用意されていないことが多いため、小さめのタオルを1枚持っておくと便利◎
2.裾をまくりやすいズボン ふくらはぎまで深さのある足湯もあるので、ボトムスは裾をまくりやすいズボンやスカートがおすすめ◎
湯冷め対策のためにもサンダルよりも靴の方がポカポカが持続して良い。
3.冬季休業、要確認 新潟の足湯は雪が積もる時期になると”冬季休業”に入る場所も多いので、寒い時期の足湯は行く前に開いているのか確認が必須!
まとめ
私がまだ長距離運転に慣れていなかったころ、温泉に入るほどの余裕はないけれど、少しだけ疲れを取りたいときにちょうど良かったのが「足湯」。
調べてみると新潟には多くの温泉があり、海沿い・山あい・道の駅など、ドライブ途中に立ち寄りやすいところに足湯が点在していることがわかりました。
短時間でも体が温まり、気分が切り替わる。気軽に立ち寄れるうえ、それぞれに特徴があって楽しいのも魅力です。


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