滞在中、毎日通うくらいに気に入った茶室「玉泉庵」は、二代加賀藩主の正室 永姫に由来して造られた玉泉院丸庭園内にあります。
金沢城公園 玉泉院丸庭園 『玉泉庵』
玉泉院丸庭園 玉泉庵(茶室・休憩所) | |
場所 | 金沢市丸の内1番1号 (石川県 金沢城公園) |
時間 | 9:00~16:30 (12~13時の間は清掃のため入館不可) |
駐車場 | ・兼六駐車場(金沢市小将町1-53) 最初の1時間350円/超過30分毎150円 ・石川駐車場(金沢市石引4丁目380番) 30分毎100円 |
休み | 年末年始 (12月29日~1月3日まで) |
詳細・最新情報は金沢城公園サイトよりご確認ください。 https://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kanazawajou/gyokusen-an/ |
お部屋に入ると一面ガラス張りの窓からは玉泉院丸庭園が眺められ、床の間には掛け軸とお花が生けられています。
畳の上に敷かれた毛氈(もうせん)へ座ることも出来ますが、イスとテーブルが用意されているので正座が苦手でもゆっくりと過ごせます。
茶碗とお皿は石川県を代表する色絵陶磁器「九谷焼」。
氷の入った
冷やし抹茶もありました
受付でリクエストをすると石川県観光PRマスコットキャラクター「ひゃくまんさん」茶碗でお抹茶をいただくことが出来ます。
加賀藩主の家紋が施されている内装
天井の照明部分には前田家の家紋「加賀梅鉢」がデザインされています。
金沢市の木でもある「梅」
加賀藩主 前田家の家紋で
街のいたるところで目にします!
調べてみると梅の家紋だけでも沢山のデザインがあり、その中でも加賀鉢梅だけのデザインの特徴が梅の真ん中に5つの剣が付いているところ。
武将だけに「剣」が
デザインされているのかと
思いましたが
全く関係ないみたい
ふすまの引き手にもしっかり家紋が入っていました。
庭園を見渡せすことが出来る、特等席
様々な様式の石垣は金沢城公園のみどころのひとつで、写真正面に見えているのは玉泉院丸庭園の色紙短冊積石垣という名まえの石垣です。
当時は水が通って滝が流れていました。
色紙短冊石垣について東北芸術工科大学 歴史遺産学科の記事がとても分かりやすかったので引用。
金沢城跡玉泉院丸庭園の滝つぼ石垣について
この石垣を江戸後期の穴太は「色紙短冊積」と名付けた。
東北芸術工科大学 歴史遺産学科(http://blog.tuad.ac.jp/rekisan/774/)より引用
ほぼ垂直に切り立った石壁の上部にV字形の石樋(黒色)が埋め込まれ、水が落ちる仕掛け。
色紙(しきし)は四角い石、短冊(たんざく)は長方形の石。赤と青は色紙(いろがみ)に通じる。
※1 穴太(あのう)石垣師の代名詞
※2 石樋(いしどい)水を通すところ
金沢城の石垣は
ほとんどが石川県内で採れる
「戸室石」が使われています。
アクセス|金沢城公園 玉泉院丸庭園
路線バス | 金沢駅ー広坂下車 金沢城公園 玉泉院丸口 |
レトロバス: 城下町金沢周遊号 | 金沢駅兼六園口「6番のりば」 広坂・21世紀美術館(石浦神社前)下車 詳細は北陸鉄道株式会社サイトより確認できます。 http://www.hokutetsu.co.jp/tourism-bus/castle-town |
タクシー | 金沢駅より 約10分 |
自動車 | 北陸自動車道 金沢西IC/金沢東IC から約30分 金沢森本IC から約20分 |
まとめ|金沢城公園 玉泉院丸庭園『玉泉庵』
総合 ★★★★★(雰囲気、ストーリー、味、接客どれも良かった。しかもキャッシュレス決済対応)
オリジナル ★★★★★(二代加賀藩主の正室にちなんだ庭園で、九谷焼で頂くお茶。オリジナリティ満載)
美味しさ ★★★★★(渋みはなく、抹茶の苦みとオリジナル上生菓子の甘さは相性ばっちり)
居心地 ★★★★★(清潔で、お茶が運ばれる以外は誰も来ないのでゆっくり休むことができます)
人気観光地の金沢は
どこも沢山の人がいましたが
こちらの茶室はあまり知られていないのか
ほとんど人が居なくて
のんびり過ごせました。
お茶好きの人にとっては
ココは穴場です!
街歩きの様子を書いています🐰🍵
コメント